※当サイトには、プロモーションが含まれています。

30代で取るべき転職手段6つとその優先順位

転職コラム

30代に入ると、後半になるにつれて応募できる求人が減ってきます。そこで、複数の手段を用いて転職活動を進める必要があります。今回、その転職手段6つとその優先順位について解説します。

目次

わかものハローワーク

わかものハローワークは正社員志望のおおよそ45歳未満の求職者を対象としたハローワークです。学校を卒業後3年以内の人までを支援する新卒応援ハローワークの対象にならない人が利用します。そのメリット・デメリットについてまとめています。

わかものハローワークのメリット

1全国にある

公共サービスのため、47都道府県にあります。そのため、Uターン、Iターン、Jターン転職が可能です。

2求人数が多い

転職サイトや転職エージェントに求人を掲載・依頼する時は、掲載料や紹介手数料を支払わないといけません。ところが、ハローワークは掲載料・紹介手数料が発生しないため、採用活動に資金を投下できない中小・零細企業の求人が圧倒的に多いのです。

3一定の職歴があれば、転職が決まりやすい

ハローワークに登録する求職者の質はバラバラで、職務経験に難のある人が多いです。そのため、一定のしっかりとした職歴があれば、転職が決まりやすいです。

4在職中の人でも求職申込みすれば使える

あなたは、ハローワークは退職した人が行くところと思っていませんか?実は違います。在職中の人でも求職申し込みをすれば使えます。ただし、在職中の場合は、在職している企業にバレないようにしてください。

5学歴・スキルなど応募資格が緩い

採用活動に資金を投下できず、人材を集めるのに苦労している中小・零細企業が多く利用しているので、学歴・スキルなど応募資格が緩いです。企業によっては、書類選考なしの即面接があるくらいです。

6採用選考が短い

書類選考を行った後、一次面接を行い、内定が出るくらい短いです。1週間以内に決まります。

わかものハローワークのデメリット

1ブラック企業の求人も多い

メリットのところで、求人数が多いと書きましたが、その分、ブラック企業の求人も多いです。その代表例としては、入社したら求人票に書いてある内容と違ったというものです。

2大企業の求人はあまりない

ハローワークを利用する人の質が良くないので、大企業は求人をあまり出しません。あるとしても、障害者向けの求人が多いです。

3年収の良い求人が少ない

中小・零細企業が多く利用しているので、必然的に求人票に書かれている待遇は良くありません。逆に言うと、待遇が良すぎる求人は疑ってかかった方が良いです。ブラック企業の可能性があります。

4公共サービスなので営業時間が決まっている

他の公共サービスを利用したことがある人ならわかると思いますが、きっちり時間通りに終わろうとします。営業時間が決まっているので仕方がありません。

5混雑時の求人検索は30分まで

じっくりと求人を探したいところですが、混雑している場合には30分までしかパソコンを利用できません。掲示板に掲載されている求人は特に制限はありません。

6紹介状がないと応募できない

基本的に紹介状がないと応募ができません。一日最大3件までという制限もあります。求人票に紹介状不要としてある企業なら直接応募できます。応募は郵送のところもあれば、メールで送るところもあります。

7企業に電話確認してから紹介状が発行される

相談員の人に、「この求人に応募したい」と言うと、相談員が企業に電話をします。それから紹介状が発行されるという仕組みになっています。

8不合格の連絡が来ない

求人応募しても、書類選考が通過しているのか、落ちたのか分かりません。連絡がないからです。相談員に電話をしてもらってようやく不合格ということが分かります。せめて、求人票に、「1週間経っても連絡がない場合は、不合格です」とか書いてあれば、まだ親切なのですが、当然、書いてないところが多いです。

転職サイト

最もオーソドックスな転職の手段です。メジャーな転職サイトを押さえておけば基本的には問題ないでしょう。

転職サイトのメリット

1経歴を登録しておけば、素早く複数の企業に応募できる

転職サイトは会員登録をしなくても、応募できますが、その都度、経歴を入力しなければなりません。その場合、非常に手間がかかります。しかし、会員登録の段階で経歴を登録しておけば、複数の企業に素早く応募することができます。

2スカウト機能がある場合、登録データを見てオファーが来る

転職サイトにはスカウト機能が付いてるところが多く、利用すれば、求人を掲載している企業だけでなく、非公開の企業からもオファーが来ることがあります。オファーの内容としては、単純に、「弊社の選考を受けてみませんか」というレベルから、「書類選考免除で面接にご案内します」というものまであります。今の自分の立ち位置を知るツールとして使えます。

3大企業・有名企業の求人が多い

ハローワークと違い、一定の職歴・スキルがある人が多く登録しているので、大企業・有名企業の求人が多いです。

4無料で利用できる

人材を募集している企業からの掲載料で運営されているので、無料で利用できます。

※有料のプレミアムプランを設けているビズリーチのようなサイトもあります。

5地方在住でも利用できる

現在自分の住んでいる地域の求人があるとは限りませんが、地方在住でも利用は可能です。

6希望条件で求人を探せる

職種や会社名、年収など希望する条件で求人を探せます。

転職サイトのデメリット

1応募者が多い

大企業・有名企業などが募集をかけているだけに応募者も非常に多いです。応募者が多いということは、選考から漏れる確率も高いということです。

2転職サポートを受けられない

転職エージェントではないので、基本的に転職サポートを受けることができません。dodaやリクナビNEXTのように、転職エージェント経由の求人に応募する場合には、その転職エージェントのサポートを受けることができます。

3不採用になった理由が不明である

余程親切な企業であれば、問い合わせをすれば答えてくれることもなくはないですが、ほぼ100%不採用になった理由は分からないままです。

4自分で条件交渉する必要がある

転職サイトを通じて、企業に直接応募したので、条件交渉は自分でする必要があります。

転職エージェント

転職サイトと並んでオーソドックスな転職手段です。サポートを受けながら転職活動をしたい人におすすめです。

転職エージェントのメリット

1無料である

職業安定法に、転職エージェントは求職者から料金を取ってはいけないとあるので、無料です。企業へ人材を紹介して、その紹介手数料で成り立っているので、心配はいりません。

2転職支援が受けられる

履歴書や職務経歴書の書き方だけでなく、面接の受け方、条件交渉までサポートしてくれます。

3非公開求人に出会える可能性がある

企業が転職エージェントを使う理由は、社内の人間からの紹介や、自社ホームページを使った採用活動が機能していないだけでなく、新規プロジェクトで必要な人材を確保したかったり、急な欠員を補うためです。そのため、思わぬ非公開求人に出会える可能性があります。

4フィードバックを受けれることもある

全ての転職エージェントではありませんが、選考のフィードバックを受けることができます。

5合否判定の連絡は必ず来る

直接応募のように、選考を通過した人だけしか連絡しないということはないです。指定した期間内に合否が来ることがほとんどで、来ない場合でも転職エージェントが確認をしてくれます。

転職エージェントのデメリット

1紹介手数料を得るために適当な求人を紹介して、その企業に入れさせようとすることがある

メリットのところで、転職エージェントは紹介手数料で成り立っていると書きましたが、その営利目的のために、適当な求人を紹介して入社させようとすることがあります。

2転職アドバイザーとの相性が悪い場合、制度上変えることができても、変えずらい

転職エージェントに登録をすると、あなたに転職アドバイザーが付きます。この転職アドバイザーと相性が良ければいいのですが、悪い場合もあります。そのため、転職アドバイザーを変更できる制度があったとしても、扱いが雑になるのではないかという心理的な面から変えずらいという状況が生まれます。

3転職エージェント登録者の中で最も良い人を優先するため、応募できないことがある

あなた自身の経歴が募集している企業にピッタリ合っていても、よりピッタリ合っている人が同時期に現れた場合、そちらの人が優先される可能性があります。いわゆる、転職エージェント内での選考です。紹介手数料で成り立っているので仕方がありません。

そのため、転職サイトや直接の応募だと、選考に通過する可能性があります。ただ、転職エージェント内での選考が行われたのかどうかは、正直に話してくれない限り、知ることができません。

4紹介できる求人がない場合、登録を断られることがある

紹介できる求人がないという理由として、求職者の経験・スキルのレベルが低いか、不況で求人そのものがないが挙げられます。前者は、転職エージェントも人を紹介してなんぼですし、後者も、仕方のない理由です。こういった場合には、登録を断られることがあります。

合同企業説明会

直接応募、転職サイトや転職エージェントを使うのが一般的な中で、新卒の時から馴染みのある転職手段が合同企業説明会です。

合同企業説明会のメリット

1一度に複数の企業に応募できる

合同企業説明会には、多くの企業が出展しています。そのため、一度に多くの企業に応募することができます。

2採用担当者と直接会話ができる

企業ごとにブースがあり、そこで、採用担当者もしくは現場社員と直接会話をすることができます。運が良ければ、役員と会話することもできます。

3効率よく複数の企業の情報を直接収集できる

直接応募や転職サイト、転職エージェントでは求職者が直接情報を収集することができません。一方で、合同企業説明会は何十社と出展しているので、効率よく企業の情報を直接収集できます。

4書類選考なしの企業もある

転職サイトや転職エージェントからの応募、直接応募では書類選考なしというわけにはいきません。しかし、合同企業説明会に出展している企業の中には書類選考なしのところもあります。

合同企業説明会のデメリット

1人が多い

直接企業の人と会話をすることができることもあり、来場する人が多いです。そのため、目的をはっきりとさせて行かないと時間の無駄に終わります。

2ありきたりの情報を延々としゃべられることがある

ネットやホームページで得られるようなありきたりの情報を延々としゃべられることがあります。そうならないように、採用担当者への質問を工夫する必要があるため、何の準備もなしに、合同企業説明会に臨んではいけません。

直接応募

直接応募のメリット

1採用活動を行っているか不明な企業で、応募が可能だった場合、ライバルが少ない

企業の求める条件に合致していれば、ライバルが少ないほど内定に近づきます。そのため、転職サイトや転職エージェントなどで募集をしているけど、自社ホームページには採用情報がない企業や、どの媒体にも掲載はしていなくて、採用活動をしているか不明な企業に狙いを絞って応募ができるかどうか確認をする必要があります。

2志望企業が求める人材に合致していそうな場合、面接・採用につながりやすい

自社サイトでの募集は転職サイトや転職エージェントを利用しているわけではないため、費用が一切かかりません。従って、その志望企業が求める人材に合致していそうな場合、面接・採用につながりやすいです。

3直接応募の手段が郵送の場合、添え状で熱意を伝えやすい

直接応募の手段がネットではなく、郵送の場合、履歴書、職務経歴書、その他指定した書類の他に添え状を同封するのが一般的です。この添え状をうまく書くことで、熱意を伝えることができます。

直接応募のデメリット

1選考に通過した人しか連絡しない場合がある

ハローワークや転職サイト、転職エージェントのところでも書きましたが、選考通過者のみ連絡するという企業があります。この場合は、1週間ほど待って連絡が来なかったら、落ちたと思いましょう。

2全て自分で対応する必要がある

転職エージェントの場合は、転職アドバイザーがサポートしてくれますが、直接応募なので、応募から面接のスケジューリング、条件交渉など全て自分で対応する必要があります。

友人・知人の紹介

友人・知人の紹介のメリット

1友人・知人の紹介のため、少なくとも面接はしてもらえる

いわゆる縁故のため、最初の関門である書類選考は免除してもらえる可能性が高いです。

2選考の回数も少ない

友人・知人が本人に会って、人物をよく知っているので、面接の回数が通常よりも少ない場合があります。

友人・知人の紹介のデメリット

1友人・知人から紹介された企業と他の志望度の高い企業に内定した場合、断りずらい

友人・知人に紹介された企業に内定をもらって、なおかつ、自分で応募していた志望度の高い企業に内定をもらって、友人・知人に紹介された企業を断る場合、非常に断りずらいです。この場合、友人・知人に事情をきちんと話して納得してもらい、紹介された企業にも直接訪問してお断りするのが筋です。

2紹介で入っているので、期待度が高く、プレッシャーに感じる

人の紹介で会社に入るということは、周りからのプレッシャーもすごいです。紹介してくれた人の顔に泥を塗らないためにも、期待以上の成果を出さないといけませんし、辞めずらいです。

優先順位

経験・スキルに乏しい人

わかものハローワーク

それなりの経験がある人

転職サイトや転職エージェント、合同企業説明会