新卒応援ハローワークは第二新卒でも利用できるのか詳細を解説します。
新卒応援ハローワークは第二新卒でも利用できる
新卒応援ハローワークは第二新卒でも利用できます。
新卒だけでなく、卒業後3年以内の既卒や第二新卒も利用対象にしているからです。
新卒応援ハローワークの評判
新卒応援ハローワークは国が運営する、新卒や卒業後3年以内の既卒・第二新卒を対象にした公的な就職支援機関です。
名称から新卒しか利用できないと思いがちですが、卒業後3年以内は新卒扱いという国の方針の下で、卒業後3年以内の既卒・第二新卒も利用できるようになっています。
民間の就職エージェントと同じように、就職支援ナビゲーター(予約制)が就活の悩み相談に乗ってくれたり、選考対策のアドバイスをしてくれます。
また、就活セミナーや就職面接会などのイベントも実施して就職を支援してくれます。
新卒応援ハローワークを第二新卒が利用する際のデメリット・注意点
新卒応援ハローワークを第二新卒が利用する際のデメリット・注意点を紹介します。
在職中の第二新卒は相談しにくい
新卒応援ハローワークは開庁日が平日のところがほとんどなので、在職中の第二新卒は相談がしにくいです。
土曜日に開庁しているのは一部の地域のみで、毎週開庁しているのもの一部のみなので注意が必要です。
利用を考えている場合は、厚生労働省の新卒応援ハローワーク一覧、もしくは各新卒応援ハローワークのサイトから開庁日を確認してください。
若年層に相応しくない求人も含まれている
新卒応援ハローワークの求人は、民間の転職エージェントのように担当者の確認・審査が入っているわけではありません。
現状、就職支援ナビゲーターが直接求人開拓しているのは一部にとどまっています。
そのため、年間休日日数が100日を切る求人や、頻繁に募集している求人など、若年層に相応しくない求人も含まれています。
自分で求人を絞り込んで、応募する必要があります。
担当者との相性が合わない場合もある
新卒応援ハローワークでは、就職支援ナビゲーターと呼ばれる専任の担当者がサポートしてくれます。
人事経験や有資格者の人が多いですが、アドバイスが上手いとは限らず、相性が合わない場合もあります。
八王子や埼玉の新卒応援ハローワークのように、担当者の変更や、毎回違う担当者との相談ができるところもあるので、最寄りの新卒応援ハローワークで体制をチェックしておきましょう。
新卒応援ハローワークを第二新卒が利用するメリット
新卒応援ハローワークを第二新卒が利用するメリットを紹介します。
外部求人の選考アドバイスをしてくれる場合がある
新卒応援ハローワークでは、外部求人の選考アドバイスをしてくれる場合があります。
愛知新卒応援ハローワークでは、就活生向けQ&Aに、外部求人のES添削や面接対策のみの利用は問題ないと回答していて、公務員に特化した面接対策も行っていると記載しています。
他の新卒応援ハローワークでは、実情がわからないため、初回の相談予約時に確認しておくと良いです。
民間の転職エージェントと同様のサービスを受けられる
新卒応援ハローワークでは、民間の転職エージェントと同様のサービスを無料で受けられます。
転職エージェントのキャリアドバイザーにあたる就職支援ナビゲーターは、企業の人事経験者や専門の資格を持った人で構成されているからです。
就職支援ナビゲーターは予約制ですが、就活の悩みや応募書類の作成、面接対策のアドバイスまでワンストップでしてくれます。
全国かつオンラインで利用できる
新卒応援ハローワークは各都道府県に1つ以上あるだけでなく、オンラインでも利用できます。
以前は来所しないといけませんでしたが、オンライン化によって使い勝手が良くなりました。
IターンやUターンのために異なる地域の新卒応援ハローワークを利用することもできます。
第二新卒が応募できる求人が豊富にある
ハローワークインターネットサービスでは、第二新卒が応募できる正社員の新卒・既卒求人が43,169件(2024年10月6日時点)あります。
dodaやリクルートエージェントには劣りますが、豊富に求人があります。
月1で面接会を開催
新卒応援ハローワークでは、月1回、就職面接会、ミニ面接会を開催しています。
書類選考なしで参加できるため、効率的な就活ができるだけでなく、面接慣れすることもできます。
新卒応援ハローワークによくある質問
新卒応援ハローワークによくある質問とその答えをまとめました。
Q1:新卒応援ハローワークはどうすれば利用できますか?
ハローワークインターネットサービスで求職者登録をします。
その上で、最寄りの新卒応援ハローワークに連絡をしますが、直接来所、電話連絡、ネット申し込みのところがあります。
東京新卒応援ハローワークの場合は、電話連絡をすることになっています。
Q2:平日の夜に利用はできますか?
開庁している時間であれば利用できますが、基本的にどの新卒応援ハローワークも17~18時くらいで閉庁になるので、平日の夜の利用は難しいです。
地域によっては土曜日に開庁しているところもあるので、検討してみましょう。
新卒応援ハローワークは第二新卒でも利用できる?のまとめ
新卒応援ハローワークは全都道府県に1つ以上設置されている就職支援施設です。
卒業後3年以内の第二新卒も利用することができ、民間の転職エージェントのように専任の就職支援ナビゲーターが予約制で転職活動をサポートしてくれます。